ずいぶん前にも渓流ルアー用のスイミングフック作りについて日記にしましたが、あれからちまちま作り続けて、
前よりはうまいこといってるんではないかなー。と思うのでもう一度。

まずはあらためて道具。
何はなくともベースになる針です。

今使っているのは、がまかつの「掛かりすぎチヌ」
1号と2号で普通の渓流用ルアーのサイズに合うと思います。
今のところ個人的にこの針が作りやすさ、掛かりやすさ、研ぎやすさ、耐久度などで優秀だと思います。
この針までに、普通のチヌ針、ヘラスレ針を2～3種、渓流針、グレ針などを試してみましたが、今はこれ。
もちろん個人の好みによると思いますし、もっと気に入る針があるのかもしれませんが、これまでの中では…ってことで。
あとその他の道具。

タイイング用のバイス（釣り針固定用の万力みたいなもん）はともかくとして、左から
・スレッド（フライを巻くための糸。太さは6/0を使ってます）　500円くらい
・ボビンホルダー（スレッドのボビンを押さえ、巻くときにとても扱いやすくする道具）　これは1,500円くらい
・はさみ（なんでもいいけど、とにかく切れ味の良いもの。フライ用のを買った）　私のは1,500円くらい
・ウィップフィニッシャー（説明しづらいけど、最後にスレッドを巻いて止めるための便利道具）　400円くらいから
・瞬間接着剤（最後にスレッドがほつれてしまわないように固めるため）
・アイを作るための糸（私はフライ用のバッキングライン20lbを使用）　800円くらい

店員さんのアドバイスや、自分で使ってみた経験から言うと、ボビンホルダーは、スレッドを出してくるチューブが
セラミック製とかの滑らかなもの。スレッドが途中で擦り切れるとものすごくストレスです。
あと、上にも書きましたがとにかくはさみの切れ味は良いものにするとスレッドやバッキングラインのカットが
本当にスムースです。

で、実際に順を追うと。

針に数回スレッドを巻き、余分なスレッドは短くカット。


カットした余りスレッドを巻き込みながら巻いていき…（折り返してまたチモトまで巻いておく）


アイ用の、4cmか5cmくらいにカットしておいたバッキングラインの端をくるくるっと留めて…端まで巻いたらまた
折り返してチモトまで巻き返す。


アイの大きさくらいに合わせて折り返したバッキングラインをスレッドで2・3回巻いて仮止めしたら…


適当なとこでカット。そしてこれをスレッドできちんと巻いていきます。


端まで巻いてまた折り返し、チモト近くまで。
ここらへんでウィップフィニッシャーを使ってスレッドを仮固定（指で輪を作ってくぐらせて結んでももちろん可）
スレッドをカットして、あとは瞬間接着剤を爪楊枝の先などでスレッドに塗って補強します。
※この時に接着剤がアイ（バッキングライン）に染みこまないように注意！
私はこの上でカエシを潰してバーブレスフックにして使っています。

ウィップフィニッシャーの使い方は、文章だと説明しづらいし私は一人で作業しながら撮影できなかったので
すみませんが検索してください。


着けるとこんな感じ。
シュガーミノーに着いているのは、以前に作ったヘラスレ針のもの。
ツインクルのリアはやはり以前の渓流針（確か）のもの。

楽しいですよね。

放置…！
すみません。
ツイッターくらいしかネットに触れていませんでしたが元気です。

生活環境ががらりと変わり、同人誌とかなかなか作れないまま数年。
でもたまにお絵描きしたり、頻繁に釣りに行ったり、楽しく過ごしています。

今秋の京都での秘封倶楽部イベント「科学世紀のカフェテラス」には参加したいと考えています。
あと、忙しくて大変ですがその前には夏コミ。
なんとかしたいなぁ。