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柚月杜weblog

砂の川と秘封の原稿

代休を充てて遊びに行ってきました。
尾白川。
好きなんですよ。
花崗岩の白い砂と岩に綺麗な水。
魚を釣るのは私の腕ではいつもヒヤヒヤですが。

先日の雨での増水から回復しかけのタイミング。
そう。前回と同じような状況です。
さて魚は反応してくれるかな?
濁りというか溶け出したような
水の感じはやはり濁りがあります。
いや、濁ると言ってもこの川の場合、なんか薄めたお茶のような、何かの成分が溶け出したような
雰囲気の水色です。

車からしばらくは砂で埋まって望み薄っぽい浅い流れなので、最初の大型堰堤までは竿を出さずに
歩いてパス。
遊歩道を使って堰堤を巻き、上流の河原に降ります。
先日親子連れの前で釣った流れは沈黙。
しばらく行った、二番目の大型堰堤の少し手前で、岩陰からまるでイワナのような出方でアマゴさん。
120710白いアマゴさん
すっごい白いよ!
サイズは八寸ほどですが、体高があってなかなかカッコイイ。
しかし本当に白いなぁ。
この川は全体的に魚が白いです。
砂の色に合わせての体色でしょうね。
でも、去年釣ったアマゴ
緑色のアマゴ
とか先日のイワナとか、妙に緑色が強い個体も居るので面白いです。

さて、二番目の堰堤を巻いて更に上流へ。
藪が毛虫だらけです。ぎゃー!!
オマケに今回はヤマカガシを一度、マムシを二度、それぞれ歩く先で見ました。
危ない危ない。
途中の流れで良いサイズのイワナを釣り、寄せてきて手元で針が外れました。ひぃ。
でも、その同じ流れでまたイワナ。
奈良子Leafで
奈良子カラーのLeaf。
更に進んだ三番目の堰堤下、すごく狭い流れでなんかカンが働き、投げてみるとやたらとイワナが
溜まっていたのか三連続でヒット。
120710太ったイワナさん
まあ、偉そうに言ってますが二匹はやっぱり手元で逃げられたんですけどね。
それにしてもアマゴもイワナもよく太って重いです。
イワナの尾鰭はやや丸かったし、狭い場所に固まって高活性だったので、はて?成魚放流でもあった
のだろうか?と思いつつ歩いていたら、砂地にこんなものが。
クマの足跡かな
犬やキツネとはまるで違うし、小さいけれど…んー?…クマ??
いや猿かな?掌の脇にあるのは親指の跡?
いずれにしても熊はいるようですので用心用心。

四個目の大型堰堤を巻いて、また川に降りようと思ったら藪がさっきより毛虫だらけ。
これは勘弁してくれ…と、その区間を丸々捨てました(笑
やっておけばきっと何匹か釣れたでしょうけど、まあいいや。
このあたりでだいたい満足しちゃっていたので、その後の釣りはかなり大雑把。
キャンプ場の脇を釣り上がり、駒ヶ岳神社の吊り橋で終了。
砂だらけになった靴を流れで洗い、納竿。
神社にお参りをして車までてくてく歩いて戻ります。
やっぱりこういう時ビブラムソールは快適ですな。

ジガバチ
途中で見たジガバチ。

120710夏の空
空はすっかり夏です。

川から上がったのは予定よりも一時間遅くなってしまい、12時頃。
着替えて車を出し、途中で国道沿いのお爺さん一人でやってるっぽい小さなラーメン屋に寄って
お昼ごはん。
聞いてみたら、漁協の監視員をやっていて自分自身も釣りをするということで、しかもけっこうな
高齢ですがメインはルアーで、ミノーの自作もするのだとか。
更に鮎もやり、最近はテンカラやフライも。
店内に自作の鮎用タモとかフライタイイング道具とか、ルアーで釣ったという尺越えの魚拓などが
飾ってあります。
尾白川に行ってきたと言うと
「ダメだったろ」と。
何匹かいけましたよと、携帯で撮ったアマゴの画像を見せたらやけに喜んで話しかけてきました。
私まだ食べてるんですけど(笑
この土地が本当に好きらしく、同じ峡北漁協でも塩川水系よりこっち(南アルプス側)の水の良さを
強調してましたし、私がわざわざ千葉から釣りに来たことや、やはり塩川水系よりこちらの花崗岩と
綺麗な水が好きだと言うとえらく喜んで、他にお客が居ないからか、長話になってしまいました。

PEラインは見たこともないというのでその説明をしたら見てみたいなぁと言っていたり、どんな
ルアー使ってるのかと言うのでボックスを見せたら、Leaf(roots)を見てちょっと驚いてました。
アレキサンドラは見たことがあるみたいですが、ここまで思い切ってフラッシングに特化させると
いう考えはなかったようで、実際に使っている話は興味深かったみたいです。

あと、私が興味があったのは尾白川は成魚放流をしていないという話。
そうなると私が釣ったあのイワナは?
尾白川は基本的に砂と岩の川。
しかもここのところ地震や台風や大雨で途中の崩壊がひどく、洗い流されるより新たな砂で埋まる
一方なので川虫もほとんど居らず、ご主人の話ではせっかく稚魚放流したアマゴやイワナが大きく
なりにくいから、私が釣ったようなサイズの魚は大水の時にもっと上流から流されてきた個体だろう
とのこと。
うぅむ、しかしそれにしてはイワナの尾鰭はあまりしっかりしていなかったし…
どうなんでしょうね。

でも面白かった。
うん。また遊びに来よう。
毛虫はイヤだけどね…
通り道を作るのに造林鎌でも持ってこようかな。


…などと、
遊んでばかりいますが、

秘封です。

夏の秘封本、なかなか苦戦していますが何か作ります。
トリフネで提示された情報を、自分の中でどこまで適用するか、いやそもそもその情報の解釈で
まだちょっと迷います。
でも楽しい迷いです。
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  1. 2012/07/12(木) 09:09:26|
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